バレンタインの余波
みなさんこんにちは。看護師の三田です。
まだまだ冬用のコートを手放せない日が続いていますが、少しずつ日差しは暖かくなってきましたね。
院内のディスプレイも冬から春へ。BGMも桜ソングに変えました。春はもうすぐそこです。
さて先月の14日は言わずと知れたバレンタインデーでした。バレンタインは人間だけのイベント事で、犬達には関係のない事だと思っていたのですが、どうやらそうでもなかったようです。バレンタイン後チョコレートを食べしまったというわんちゃんが2日続けて来院されました。幸いにも大事には至りませんでしたが・・・。
”犬にチョコレート食べさせてはいけない”ということは、飼い主様はきっと皆様ご存知かと思います。カカオに含まれる”テオブロミン”という成分で中毒を起こしてしまいます。
ミルクチョコレートよりもよりテオブロミンの量が多い、ビターチョコレートの方がよくありません。有名店の高級チョコレートなどは、純度が高いのでおいしいけれど犬にはより危険です。
中毒の症状として、嘔吐や下痢、重度になると神経症状(けいれんやマヒ)を起こしてしまいます。
もしも食べてしまったら、なるべく早く吐かせる処置をします。
誤食は食べてしまわないよう予防するに限ります。
食べてしまわないように徹底して届かない所に置く。又はしまう。
テーブルの上に置いていても、ジャンプして取ってしまったとか、椅子をつたって登ってしまったなんてこともよく聞きます。なので絶対届かない所にしまうようご注意を。
バックの中に食べかけのチョコが入れっぱなしになっていたりしませんか?
ゴミ箱の中に食べ物が入ってないですか?
犬は見てないようで、見ていますよ。知らないようで、ちゃんと知っていますよ。おいしいもののありかを。
一度誤食をしてしまった子は、必ず・絶対・二度三度しますよ。これは本当に絶対します。
ちなみにうちの愛犬あまねは、チョコレートには全く興味は示しませんが、なぜかイヤホンが好きらしく、もう三回も壊されました。食べるわけではなくカミカミするのが好きらしい。なのでバックは床に置かないよう気を付けるようにしています。
誤食は防げる事故です。どうか皆様くれぐれもご注意を。来年のバレンタインデー後は、チョコレートの誤食がゼロでありますよう願っています。